X’masプレゼントは、知り合いのおもちゃ屋で仕入れていた。そのおもちゃ屋も心得たもので、包装紙も店名の入っていない、クリスマスデザインのものだった。小学校低学年の頃だったか。ゲーム機が欲しいということでいつものとおり、知り合いのおもちゃ屋に頼んでおいたプレゼントをツリーの下に置いていた。翌朝、プレゼントを見つけて嬉々としてあけると、それはまさに自分の望んでいたゲーム機。しかし、目を落とすとおもちゃ屋の名前が記された保証書が見えた。息子は当然「???」と思ったようだが、同時に気づいた妻が「壊れたときのこともすぐにお店に持っていけるように、サンタさんは考えているんだね。」と切り替えした。それで息子は納得したかどうかは不明だが、そんな疑問よりもゲーム機のほうに興味が移っていったようだった。
クリスマスの思い出01

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